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『悪人』 

悪人

最近劇場で観た映画は、殆どがつまらなくてここでは書いていない。
今年の前半はわりといい映画があったはずだけれど、ここにきて新作はパッとしない。

『悪人』も予想通りと云うべきか、可もなく不可もない。
原作小説のストーリーと感性をそのまま映画にしただけだった。
スタッフ・クレジットを見て納得がいったけれど、脚本に原作小説の吉田修一が入っていた。
それでは幾ら映画のために改編しようとしても、無駄だったはず。
変に納得した。


先日、絲山秋子の「イッツ・オンリー・トーク」を巡る裁判の判決が出た。
彼女の小説を原作とする映画が彼女の好みとはかけ離れていたため、その映画の脚本をシナリオ年鑑に掲載する事を絲山が拒否したために起きた裁判だ。
判決は絲山の言い分を認めた。
法曹界は脚本に対しての認識が無知で恥さらしな判決を下した、とボクは思っている。
日本の法曹界には正義とか、公正さが欠けている。

原作小説家は自身の作品の映像化を許諾したのであれば、一切口出しをしない方がよい。
原作者が映画に絡むと碌でもない事ばかりだ。
そんな失敗例は無数にあるのに、日本の小説家たちは映画に口を出したがる。
又、そうさせる製作者サイドも情けない。

絲山を訴えた脚本家の過去の作品に『Wの悲劇』という映画がある。
薬師丸ひろ子主演でヒットした。
原作は夏樹静子の同名作だけれど、夏樹さんの原作小説は薬師丸が演じる劇中劇の芝居の中身だけの数分で後は全て脚本家のオリジナルの映画だった。
その映画はその年のベストワンに選ばれた秀作だった。

今度、『ノルウェイの森』が公開される。
この映画にも原作者の村上春樹の影響が色濃く及んでいるらしい。
多分、中身もつまらない気がする。

『悪人』を観て少しだけ感心したのが、親父(柄本明)や婆さん(樹木希林)の反逆だ。
それは、あくまで原作の儘なんだな…。
「悪人とは何か?」という答えの尻尾が、その辺りにあるように思うのだけれど…
とても、残念だ。
映画人ならその辺りに推敲を重ねるべきだ。

それにしても、柄本明も随分オヤジになったなと思ってしまった。
彼は、ボクと同じ年生まれなのに………。
それを思うと、気が重くなる今日この頃です。



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2010. 09. 14. (Tue) 18:34  [映画コメント:0  トラックバック:0

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