≪ 2017. 09 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 2017. 11 ≫

プロフィール

総合系釣り師ナベ

Author:総合系釣り師ナベ
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

FC2カウンター

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--. --. --. (--) --:--  [スポンサー広告コメント:-  トラックバック:-

『ザ・コーブ』 

この映画については、なかなかボクの考えが纏まらない。

繧カ繝サ繧ウ繝シ繝問造_convert_20100707121852[1]

日本のマスコミもあまり大きくは取り上げないし、知らない人も多いと思う。
内容は、アメリカの有名なイルカの調教師がイルカを檻の中で飼うことに疑問を感じ、イルカの保護に乗り出す。
そんな彼が眼をつけたのが日本の太地のイルカ漁だった。
イルカの漁は法律に違反していないが、太地では大量のイルカを入り江(コーブ)に追い込み一網打尽に銛で突き殺す。
その模様をミッション・インポッシブルの様に潜入し隠しカメラで撮影したドキュメントだ。

イルカの血で真っ赤に染まる海。
イルカの肉にある水銀の含有率の多さ。
日本政府や水産庁の隠蔽体質。
等々の問題を突き付けたある意味プロパガンダ映画だ。
それが、アメリカのアカデミー賞やサンダンス映画祭で授賞している。
またその日本での上映について反対運動が起きたりしている。

ボクもドキュメント映画は往々にしてプロバガンダ映画になるという意見に賛成だ。
製作者側の意図の元に撮影され編集されるのが映画であり、その意図の善悪に拘わらず映画の表現の優劣で判断される。
製作者の意図にもとずく表現の上手さに客は簡単にだまされ、製作者の意図に沿った認識を持つようになる。
言葉を変えれば「正義」や「真実」はいくらでも変えられるという可能性がある。

この映画を観る前からイルカ漁のことは知っていた。
ボクがよく行く「前カド」は伊東の富戸港のすぐ隣にある。
その富戸の港では10数年前まではイルカ漁が毎年あった。
ボクは直接に見てはいないが、残っている映像を見るとそこでのイルカ漁は、まるで虐殺の様である。
まだ息のあるイルカを棍棒でたたき殺し、トラックに積み込む様は「ザ・コーブ」の映像を遥かに凌ぐ凄惨さだ。

でも、見方を変えれば暴れるイルカを棍棒で気絶させてから血抜きするという、漁の獲物の始末としてはごく当たり前のやり方だ。
要はイルカが知能の発達した人間の仲間か、我々が食するための獲物かという設問に突き当たる。

これに対する答えを、今ボクは持ち合わせていない。


この映画をみた日本監督協会の現会長の崔洋一は、
「エンターテインメントとして良くできている」
と云っている。
また、監督協会は上映妨害活動に断固反対との声明を出している。

勿論、上映妨害は良くない。
この映画の配給をしているアンプラグドという小さな会社の社長宅まで押し寄せ、彼の母親を糾弾し、街宣活動をする「主権の回復を目指す会」とか言う新しい右翼には身の毛がよだつ思いがする。

しかしこの映画、崔洋一が言うようにそんなに良く出来てるか?
ボクはそうは思わない。
プロバガンダ映画にしてはチープで二流品だ。
そして仮にドキュメント映画として見てもクオリティは低いし、志と理念の薄さは拭いようにない。


昨日もテレビでは浜名湖の違法なアサリ捕りを取り上げていた。
漁師の漁業権の侵害だとレポーターは声高に訴えていた。
夏になるとテレビでは決まってこの種の特集が増える。
いつもやり玉に挙がるのが違法な釣り人やもぐり漁、そしてボート等での魚介類を摂取だ。
そこに写るのは顔にボカシの入ったボクの様な親父釣り人たちだ。
そういえば「ザ・コープ」の太地の漁師達にも同じボカシが入っていた。

要するに、悪い奴には全員ボカシが入っている訳だ。


20数年前、大阪の仕事を終えてダイビングをしながら紀伊半島を一周した事があった。
その半島の突先に太地はある。
その静かな漁港は太地喜和子さんという女優さんの芸名の由来だと昔、本人から聞いたことがある。
彼女は昔『悪名・縄張荒らし』(監督:増村保造)という映画の打ち上げで飲んでいた時、当時助監督だったボクの手を握ってくれた事があった。
主役の勝新太郎がトイレに立った、ちょっとした隙にだった。

彼女は伊東港の桟橋で酒を飲んで、車もろとも落ちて水死した。

そんな喜和子さんの事を思いながら、鳥羽の港からフェリーに乗ったら船首にまとわりつくように数匹のイルカがいつまでもついて来た。




今夜は太地喜和子さんの出ている映画のDVDでも観て眠るかな………!?
あの時の喜和子さん手の冷たさを、今でもボクは憶えている。

螟ェ蝨ー蝟懷柱蟄神convert_20100707133252[1]

駄目だ、眠れない。
今夜は、ドイツ・スペイン戦がある!





スポンサーサイト
2010. 07. 07. (Wed) 13:22  [映画コメント:0  トラックバック:0

コメント














トラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。