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『それでも夜は明ける』 

Jリーグの試合で“JAPANESE ONLY”という垂れ幕が掲げられた。
しかし、彼らはもしアメリカでふと立ち寄ったバーなんかで、“WHITE ONLY”なんて書かれていたらどうするのだろう。
日本人は確実に黄色人種で白人ではない。

この映画はそんな事を思い出させる。

それでも①

原作の年代が1850年頃だから、日本だと幕末近くになる。
そんな時代にアメリカでは平然と奴隷制度があった。
アフリカから拉致された黒人達が、アメリカで白人の所有物の家畜として働かされていた。

奴隷制度が描かれた映画は多くあるけれど、
ボクの記憶ではこの映画ほどリアルに痛ましく描かれた映画はなかった。

そんな映画がアメリカのアカデミー賞を取ったのだから改めて驚いた。
今思うと『ゼロ・グラビティ』なんて所詮最後は、白人の主人公が助かる映画なんだと思えて来た。

それでも②

ストーリーは極めて単純。
「自由黒人」として暮らしていたバイオリン奏者のソロモン(チエテル・エイジョフォー)が白人の奴隷業者に引っかかり、拉致され南部に奴隷として売られてしまう。
その主人公の苦難の12年間と、奴隷からの解放が描かれている。

監督は亡き有名俳優と同姓同名のスティーブ・マックイーン。
そして、この映画の中で最も憎まれ役の白人農場主がマイケル・ファスベンダー。
マックイーン監督の前作『シェイム』で冒頭からオチンチンブラブラで現れるセックス依存症の男だ。
それが今度は変質的に奴隷を苛める役を演じてる。
次に憎まれ役の白人の奴隷教育人の男がポール・ダノ。
彼は『リトル・サンシャイン』の可愛いお兄ちゃん役だった。

兎に角ひどい白人ばかりが登場するので、
同じ奴隷役の黒人女性のルピタ・ニョンゴの哀れさと美しさが際立つ。

そして、残虐なシーンに似合わないルイジアナの美しい景色が眼に痛い。

ビリー・ホリデイの「奇妙な果実」の様に、黒人奴隷が木から吊るされてゆく…。

それでも③

痛ましく目をそむけたくなる場面が続き、耐えられなくなりそうな時、
主人公が突然解放される。

多分これが白人の演出だったら主人公が解放された後、今までの白人達への断罪が始まるのだろうがマックイーン監督の演出は違った。

どうかは映画を観て欲しい。


ボクが思うに、
このソロモン・ノーサップの実話は自分の祖先の物語と語るスティーブ・マックイーン監督の最も描きたかったのがラストの虚無感なのではと………。


日本でも
レイシズムは今も終わらない。
それどころか少しづつ拡がってるような気がする………。
何とかしなくては。








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2014. 03. 15. (Sat) 17:49  [映画コメント:0  トラックバック:0

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