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『ネブラスカ』 

沢木耕太郎の「銀の街から」のコラムが新聞に載った翌日、新宿で観た。

ネブラスカ

小さい映画館なので、満員。
オマケに前の席に姿勢の極めて良い青年が座っていたので、字幕が読めない。
立ち見にしようかと思ってしまった。

沢木耕太郎がコラムで書く映画は、あまりハズレがない。
しかしながら、大概はミニシアター系の映画が多いのでコラムに載った後は劇場が混み合う。
要は中々慧眼の映画批評家が少なく、彼は映画ファンにとっては数少ない信頼のおける眼を持ってるという事か…。

中身は、「100万ドルが当たった」というあまり信用のおけない手紙を受け取ったアル中の爺さんが、
それを信じてネブラスカまでの1500キロの旅をする物語。
ところがこの爺さん(ブルース・ダーン)は、車もなく免許もない。
仕方ないから、歩いて行こうとする。
それを見かねた、息子(ウイル・フォーテ)が自分のスバルに乗せて連れてゆく話。

ネブラスカ②

モノクロの画面のロード・ムービーだ。
途中、爺さんの生まれ故郷の街に立ち寄ったお蔭で、予想は出来るが思わぬ騒動に巻き込まれる。

話の内容は違うが同じロードムービーで、ボグダノビッチの『ペーパー・ムーン』を思い出していい雰囲気が続く。
前の座高の高い青年のお蔭で、これも子供の頃の満員の映画館の窮屈な立ち見も思い出した。


ネブラスカ③


結構いい気分で映画を観終わり、その夜の待ち合わせのレストランへ。

シナリオ・ライターで映画評論家でもある荒井晴彦氏の、
キネ旬の脚本賞と毎日映画コンクールの脚本賞を祝う小さな会があった。
大学の映研の先輩である氏の授賞を祝い、大学時代の仲間が集まった。

そこで早速、その日観た『ネブラスカ』の話をボクがすると、
荒井氏から「あんな山田洋次みたいな映画のどこが良いんだ!」ときついお叱りを受けてしまった。
先日も別の場所で、ボクが『ゼロ・グラビティ』が面白かったと云ったら、「あんな映画、最低だ!」と云って辱められたばかりだ…。

何せ、氏は一年だけれど先輩である。
昔から映画の話をして罵倒されてばかりだった。
その時もボクは反論すら出来ず、「そうかな…?!」と、少し抵抗するだけだった。

しかし、後であれこれ考えてみると、
この映画も、やはりそれ程でもない出来に思えてきた。
沢木耕太郎はラストを評して「力技だが、良い着地を決めた」と誉めていたが、
一寸無理筋というか、息子が金を出して車とコンプレッサーを買っただけでは、という気がしてきた。
もっと、気の利いた良いラストがあるように思える。
そんな甘いラストが山田洋次なんだろうな、荒井さん。

多分、これからも氏と映画の話をするといつもこんな調子が続くのだろうと思う。

そしてボクは、
荒井氏の毒舌の昔からのファンかも知れない…。





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2014. 03. 06. (Thu) 15:28  [映画コメント:0  トラックバック:0

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