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正月映画三篇 

正月映画の三作品の寸評です。

『ゼロ・グラビティ』(アルフォンソ・キュアロン)

ゼロ②

ファースト・カットの長回しからして圧倒されっぱなしで、次々に起こる危機にスクリーンから目が離せられない。
単に面白いだけでなく、様々な場面に人類に対するメタファーも含まれていて味な演出もある。
無重力状態を作り出すのワイヤー・ワークも特筆すべきだが、随所に見せてくれる美しい景色もCGの合成だという事を忘れてしまうほど見事な出来栄えだった。
ジョージ・クルーニーの饒舌なお喋りは少し五月蠅かったけれど、サンドラ・ブロックの肢体の美しさが充分に救ってくれる。
3D映像の効果も抜群で、スペース物としては『2001年宇宙の旅』に匹敵するかもしれない。
そうか、『アポロ13』があったか…。
そして、スピン・オフのエスキモーの映像も映画を観てから観てみるととても面白い。
兎に角、良く出来ている。




次が、
『パリ、ただよう花』(ロウ・イエ)

パリ③

北京から男を追ってパリにやって来た留学生「花」のセックス遍歴と呼んでよい、淫乱な性の話だ。
『スプリング・フィーバー』にしろ『天安門・恋人たち』にしろ、この監督の底辺にはどっしりと揺るがない性があるのがとても良い。
そして、「愛と性は別物である」というのにもとても共感できる。
女も男も下半身は別物である。
それ故、哀しい。

やっと中国で5年の映画製作禁止が解けたこの監督の次回作が益々楽しみだ。

「花」役のコリーヌ・ヤンが凄くいい。
日本にもこんな女優さん居ないかな…。

もう一度観たくなる映画だった。




最後に、
『永遠の0』(山崎貴)

永遠

原作者の百田尚樹が安倍晋三と並んで嫌いなボクなので、観るかどうか迷っていた。
しかし、映画と原作は別物と思い観てしまった。

要は戦争嫌いな男が仕方なく特攻で死んでゆくという話だけど、
そんな男は沢山いた筈。
ボクの父も召集された時は、既に幼子が二人居て母のお腹にはもう一人子供がいた。
ボクは戦後生まれだから当時は存在しなかったけれど、
兎に角、ボクの父は絶対に戦争に行きたくなかったと思う。
そして、死にたくなかったと思う。
けれど、この映画の主人公は特攻を志願する。
そのモチベーションは映画の中ではよく解らない。
教え子の身代わりで特攻を志願したのかどうか、肝心なところがぼやけている。
また、反戦映画なのかそうでないのかという事も、安倍晋三が靖国を参拝した後の言い訳会見と同じで、よく解らない。
顔は右を向いていて私は左を向いています、と話している様だ。

そして、最後の「私は必ず帰って来る」というオチも、
身代わりらしい生き残りの帰還兵と子供の寝ているバラック小屋の中で抱き合うシーンではお粗末すぎる。
話の顛末がお粗末なのだ。
だから台無しで、とても泣けない。

良い所もある。
空母「赤城」の合成の造りや戦闘場面の臨場感は日本CG技術としては最高のレベルだと思うし、
最後に岡田准一が零戦に載って帰って来る所なんかは、実に恰好良くつくっている。
それだけの技術があるのだから、もっと中身を磨いた方が良いと、
父が無事生きて戦争から帰って来て生まれたベビー・ブーマーのボクは思う。

魂だけ帰って来られては、ボクは存在しないから…。










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2014. 01. 08. (Wed) 17:45  [映画コメント:0  トラックバック:0

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