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『アルゴ』 

先日、テレビで何気なくWOWOWをつけたら『明日に向かって撃て!』が始まるところだった。
久々で懐かしく観ていたが、タイトルのところで「これは事実に近い物語です」と日本語のスーパー字幕が出ていた。
英語ではなんと出ていたかは見のがしたけれど、面白いキャプションだった。
多分、「“ブッチ・キャシディー”と“サンダンス・キッド”という銀行強盗常習の悪党がいた。」という事が事実で、後はフィクションなんだろうな、と思わせるキャプションだ。
つまり、日本では「石川五右衛門」とか「鼠小僧」とかの伝説の泥棒の物語という事だろう。

ところで、この映画『アルゴ』も先日、観た。

アルゴ③

「映画は嘘、作戦は本当」というキャプションが付いている。
タイトルにも「真実に基づいた物語」だと出ていた。
要は、かなり本物の話だって事らしい。

1970年代末のイラン革命前後。
パーレビ・ホメニイの時代のアメリカ大使館占領事件の話だ。
これはボクもリアルタイムで記憶している。
しかし、カナダ大使私邸に逃げ込んだアメリカ人達の事は知らなかった。
大使館の占拠は一年以上続いたが、アメリカ大使館員の人質達はやがて解放された。

この映画はそれとは別に秘密裏にCIAが行ったミッションだ。

アルゴ①

大使館が占拠された日、6人のアメリカ大使館員がカナダ大使の私邸に密かに逃げ込んだ。
そのアメリカ人達を、監督で主演のベン・アフレックがCIAの諜報員に扮して救出する物語だ。

その手法がなんと嘘の映画のロケハンに来たカナダ人クルーに変装してイランから出国させるという奇想天外だけど、ホントの話だ。


「映画芸術」の最新号で、荒井氏と寺脇氏がこの映画を「つまらない」とコキ下ろしていた。
お二人は、結末が判っているハナシにしてはドラマがない、というのが不満なようだ。

結末が判るという事ではそうかも知れないが、殆どの映画は結末が判っている。

それよりも、激しい銃撃戦も殴り合いもカーチェイスも爆発も無く、ひたすら逃げる側、追う側、司令部等の単純なカット・バックだけで映画をもたしたベン・アフレック監督の力技にボクは感心する。

これは中々出来る技ではない。

アルゴ②

元々、アフレックの前二作の『ゴーン・ベイビー・ゴーン』も『ザ・タウン』も、ドラマなんか大してない。
それでも充分、映画を楽しませてくれた。

まさに『アルゴ』はカット・バックの面白さに尽きるのではないか。
ある意味、映画の本流で、逃げ道でもある。

この映画では、
ロケハンのクルーに変装する事を拒否する大使館員夫婦や、
アフレックの別居した妻と子供の事、
そしてカナダ大使館私邸のメイドの若いイラク人女性等のエピソードが刺身のツマ程度に描かれては居るが、
何故か結果オーライになっている。
とても上級なドラマとは呼べない。
その事よりも目の前にある現実の進行に映画の主観を置いて創っている。

ベン・アフレックにとっては小難しいドラマなんかよりも、
観客に次々に起る現実との駆け引きの面白さを見せる方に興味があるのだろう。


助けるのが金持ちの国の大使館員で、
追っかけるのが貧乏なイランの革命兵力という構図は気に食わないが、
偶には、こんな映画を観るのも悪くないかも……。


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2012. 11. 06. (Tue) 10:53  [映画コメント:0  トラックバック:0

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