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『座頭市』 

の試写があったので、久しぶりに東宝本社の試写室へ行った。
 あまりいい予感はしなかったのだけれど、プロデューサーが試写状を送ってくれたので、せっかくと思い観た。
予感は的中で、あまりにもつまらないから途中で出てしまった。
あんなつまらない映画を観たのは、「陰陽師」以来か…?
金を払って観に来た人は、おそらく全員が怒って帰ってしまうだろう。
 ボクは監督の阪本氏とは顔見知りで、会えば話もする。
彼の作品では、「どついたるねん」とか「顔」「ぼくんち」「魂萌え」「闇の子供たち」等は結構好きで評価している。
でも、今度はいけない。
以前の「傷だらけの天使」もそうだけど、彼はリメイクものには向いていない。
 ボクは、昔の「傷だらけの天使」も「座頭市」も両方とも助監督時代何本も仕事していた。
だからその事を根に持って、バイアスのかかった物言いをしてるのでは決してない。
阪本順治ほどの監督が撮るのだから、以前の映画とは全く切り離して観るべきだと思っている。
だから、全く新しい時代劇を観る心境で試写室へ入った。
でも、どう客観的にみても誉められない。

役者の殺陣のへたさ、演技の拙さは織り込み済みにしても、脚本の凡庸さ、演出・カメラ・照明の未熟さとどれをとってもいい所が全くない。腹が立つような愚作だ。
「座頭市」というのは子母沢寛原作とあるけれど、本当は「盲目の座頭がいた」という短い記述しかない。
生みの親は、久保寺生朗さんという元大映にいたプロデューサーだ。
多分、今回のスタッフは久保寺さんの事を知らないし、「座頭市物語」の原型になった、「不知火検校」という映画を観てないと思う。
「不知火検校」は勝新太郎の出世作で、盲目の按摩が己の弱さゆえ、悪行を重ねてゆくピカレスク物だ。
その主人公をヒーローに仕立て直したのが、座頭市だ。
酒好きで、女好きで、博打好きのダーティー・ヒーローだ。
だから女に惚れたりしないし、まして女と一緒(夫婦)になんかならない。
弱くて、卑怯だから杖を細工して仕込み(刀)を入れている。
勿論、そんな事に捉われずに自由に映画を作れば良いけれど、だったら「座頭市」というタイトルを使わなければ良かった。
おそらく、北野版「座頭市」がヒットしたのでそれに肖ったのだろうけれど、実に知恵が浅い。

もうこれ以上書いても悲しくなるだけだから、止めにします。


 時代物といえば、今読みかけの「夜叉桜」(あさのあつこ)がなかなか前に進まない。以前に読んだ「弥勒の月」は結構おもしろかったのだけれど・・・。

「なんだかなー」、と阿藤快みたいになってしまう。
思えば、ボクが現役で現場にいたころは阿藤海はいつも、「凶悪犯」「変質者」「麻薬中毒患者」「ヒモ」等の役が十八番だった。
ところがテレビに写っている今は、「いい小父さん」という役回りだ。
まっ、いいか…。

でも、長谷部安春監督の「犯す!」での、連続レイプ犯役はハマっていた。


 その前に読んだ、「銀漢の賦」(葉室麟)は、掘り出し物だった。
このところ、時代小説ばかり読んでいる。
だから、「座頭市」を観たのだけれど・・・。

 
♪ およしなさいよ、罪なこと
  言って 聞かせて そのあとで
  情け知らずの 逆さ斬り
 
  肩も さみしい
  肩も さみしい
 
  ああ 目があきてえなあ…
         
            作詞 川内康範  

 あの歌をもう一度、聞きたい。

 いい時代は、どんどん過去になってゆく…
 そうだ、
 勝新太郎の「座頭市」を借りにTUTAYAに行こう!

 jsa0088s_l_convert_20100304115406[1]


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2010. 03. 03. (Wed) 18:31  [映画コメント:0  トラックバック:0

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