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『フローズン・リバー』 

ボクが良く観る映画はいつもあまり客が入っていない。
劇場に行ったら、客入りが悪くて編成を変えられた映画もあった。
観る方としては、満員で観るよりも快適で都合がよいけど、
なんでだろう…?
多分、ボクは宣伝過多な映画が嫌なんだろう。
日本の客は相変わらず、大量宣伝に弱い。

今日観た、『フローズン・リバー』も渋谷のシネマライズにしては不入りだ。
シネマライズは「レディース・デイ」という最悪なサービスをしてないので、いつも千円で映画が観れるシニア族のボクは良く利用する。
この劇場は「ライさん」という夫婦が経営していて、ライさんの劇場だからシネマライズというわけだ。
いつもいい編成をしていて、ボクは気にいっている。
しかも劇場にファンがついている、今時珍しい劇場だ。

それはさておき、『フローズン・リバー』だけど、
ギャンブル中毒の亭主に蒸発された主人公が、貧しさゆえに犯罪に手を染めてゆくストーリーだ。
かっての、日本映画が最も得意としたテーマである。
そんな暗い話を、「コートニー・ハント」という女性の新人監督(脚本も)は静かに、熱く作り上げている。
二人の子供にクリスマス・プレゼントも買ってやれないギリギリの生活から抜け出すため、インディアンの女と二人で不法移民を密入国させる仕事につく。
お互い母親同士という二人が、真冬のセントローレンス川を渡りながら信頼関係を作るつかの間、過酷な現実に直面する。
特に、イラン人の密入国者の赤ん坊が入ったカバンを、爆弾と間違えと凍てつく闇夜の氷上に捨て去る場面は息をのむ。
 日本映画がそんなテーマの映画をほとんど作らなくなった中で、アメリカのサンダンス映画祭はグランプリを与えている。
今の日本ではそんな企画は通らない。
明るくて、低能な映画しか日本のスポンサーは金を出さない。
だから、今の日本からいい映画は出来ない、とボクは思っている。

 劇場を出たら、あたりは夕闇に包まれる時刻になっていた。
渋谷の雑踏をぬけながら、
昔、シネマライズは確か「ホテルライズ」というラブホテルだった事を思い出した。

今夜は寄り道せずに、家に帰ろう…。

「マッチ擦る つかのま海に 霧ふかし 身捨つるほどの 祖国はありや」
                                   寺山 修司
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2010. 02. 25. (Thu) 22:30  [映画コメント:0  トラックバック:0

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