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『明かりを灯す人』 

竭・譏弱j繧Юconvert_20111102183258[1]

渋谷のイメージフォーラムで観た。
こんな映画、好きだな―――。

舞台はキルギス共和国。
パミール高地の麓。
シルク・ロードの通った国。
砂漠と少しの森があり、放牧民と馬だけの高度4000メートルにある国。
そこに「明かり屋さん」と呼ばれるオジサンが住んでいる。
電気代がやたらに高く、貧乏な人は電気が買えない。
そんな人に電線から無料で電気を拝借したする、貧乏だけど善良な「明かり屋さん」。
彼がこの映画の主演であり監督・脚本のアクタン・アリム・クバト。
実に愛嬌のある好い顔をしている。

「明かり屋さん」には4人の幼い女の子がおり、最初の事件で警察に捕まってしまう。
しかし、直ぐに政変が起こり無罪釈放される。
家に帰ると、優しくて美しい奥さんが待っている。
釈放されたけれど、仕事を失くした「明かり屋さん」の体を優しく洗う妻。
「仕事が無くても、あなたが居るだけでいいのよ…」とは、泣かせるセリフ。
おまけに「明かり屋さん」の一物をちょいと掴み、「あなたの革命児は元気?」なんて、揶揄(からか)ったりする。

そんな平和な人たちが暮らす村にも近代化の波が襲ってくる。
今のまで良いと訴える町長と、村を変えようとする若い国会議員候補の金持ち。
昔のままか、近代化か。
不便か、便利か。
和みか、競争か。

村唯一のインテリであり、現状維持派の町長を慕う「明かり屋さん」。
ところが、町長の突然の死亡で情勢が変わってしまう。
維新派の国会議員候補が村の近代化を加速させる。
生きるため、渋々彼らに従う「明かり屋さん」。
しかし、近代化は村ばかりか、村人の心までも荒ませてゆく。
中国人のスポンサーに色仕掛けの接待をする友人の妻をみて、「明かり屋さん」は堪らずに抵抗する。
だが力の弱い「明かり屋さん」は維新派に嬲られて、川に捨てられてしまう…。

譏弱j繧・側_convert_20111102183217[1]

この映画、福島原発事故の以前に作られた。
けれど、これを日本の寒村に建てられた原発に擬えると、とても理解しやすい。


電気は人や家を明るく照らす。
でも、人の心に明かりを灯す事が出来るのか?
そんな事を考えてしまう。

映画のラスト―――
「明かり屋さん」が作った風車がカラカラと風で回り、すぐ傍のアナログ電球がぼんやりと微かに灯る。
「明かり屋さん」は今日も人の心に明かりを灯すため、自転車のペタルをせっせと漕いで村を巡る。


小さな劇場の半分ぐらい埋まった客席。
隣りのジイサンの鼾が煩かったけれど、
観てよかったと思える映画だった。


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2011. 11. 02. (Wed) 18:37  [映画コメント:0  トラックバック:0

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