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『大鹿村騒動記』 

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何故だか判らないけれど…、
阪本順治監督の写真は、出来・不出来の幅が大変大きい。
今度の映画もかなり低予算みたいだし、
脚本は『KT』以来、仲が悪い荒井晴彦だし………。
懸念が頭を過りながら、丸の内東映に向かった。


幼馴染の治(岸部一徳)と駆け落ちした女房の幸子(大楠道代)が18年ぶりに大鹿村に帰って来た。
幸子は痴呆症で自分が駆け落ちした事も忘れている。
今更、そんな女房を返すと言われても…。
善ちゃん(原田芳雄)には4日後に迫った村歌舞伎で頭がいっぱいだ。

延江浩の原案。
……原作、じゃないんだ?
彼の小説(『アタシはジュース』)をボクは以前映画にした事がある。
あれで懲りたのか?
まっ、それはいいか…。

阪本監督が、時間がないのでほとんどリハーサル無しの長廻しで撮ったらしい。
でも、これだけの役者そろえばテストなんて要らない。
それが幸いしたか、
曲者役者たちの曲者ぶりが、笑える。

土砂降りの雨の中、記憶を取り戻した幸子を探す岸部一徳が、
一度フレーム・アウトして又、戻って来て、ひと芝居して又フレーム・アウトする。
こんな技は、ザ・タイガーズ時代にはなかった…。

石橋蓮司、でんでん、小倉一郎、小野武彦…
その上に、松たか子、佐藤浩市、瑛太、三國連太郎…。
これだけ役者を並べたら、監督が居なくても映画はできる。

しかも、お題目の歌舞伎のセリフに
逃げた自分を掛けあわせ、
「許してくれなくても いいのよ」
と謝る幸子に
「恨みも 仇も、これまで これまで」
と返す善ちゃんのセリフまで用意してある。
これはホン(脚本)の技か?



ボクが原田さんと初めて仕事したのが、太秦の大映撮影所。
テレビシリーズの『座頭市物語』に原田さんがゲスト出演した時。
それ以来、下北の原田邸にもお邪魔した事がある。
まだ20代の助監督だったボクにも、対等の目線で接してくれた。
又、ボクの兄貴が『竜馬暗殺』の脚本家だった関係で、
倉敷の実家の店にも来てくれた事がある。


亡き松田優作が原田さんに男惚れして、
原田邸の隣に越してきたばかりでなく、
声や表情や芝居の動きを、徹底的に模倣した。
優作も出だしは原田さんのエピゴーネンだった、という訳。
それぐらい、
男が惚れる「役者」だった。



映画のラストの原田芳雄の大写しが、目に残像る………。


③大鹿村


合掌。


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2011. 07. 21. (Thu) 12:14  [映画コメント:0  トラックバック:0

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