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総合系釣り師ナベ

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『軽蔑』 

中上健次(原作)+廣木隆一(監督)の組み合わせ、
ボクにとっては見のがせない映画だった。

原作はかなり前に読んだけど、
やんちゃなチンピラとストリッパーの逃避行だった程度で、あまり深くは残っていない。
けれど、シナリオ(奥寺佐渡子)は3年ほど前に、縁あって読んでいた。
だから、廣木監督がどんな映画にしたのかとても興味あった。
柳町光男を越えれるか…?


①軽蔑

舞台は和歌山の新宮。
中上の故郷でもあるし、病を患った晩年を過したサーガの地でもある。


前半は予想通りの展開。
野球賭博の金絡みで新宿に居られなくなったチンピラが、
ポール・ダンサーと駆け落ちする。
行く先はチンピラの故郷である紀州の新宮。

高良健吾は役にハマっているし、鈴木杏もまずまず。
廣木監督は女優を脱がすのが巧い…。

②軽蔑

そこで新婚夫婦の様な暮らしを始める二人だったが、
世間は二人を静かに見守ってはくれない。
昔の悪友に纏わりつかれたり、地元のヤクザに誘われたり。
タットー付きのヌード・ダンサーを田舎の人は普通の様には受け入れない。
次第に居る場が無くなってゆく…。


でも待てよ、この原作小説は70年代のハナシ。
今のハナシにしたのが、どうも気に掛かかる。
素封家の親との対応も少し違うし、
ストリッパーの鈴木杏を見る世間の眼も違う。
40年の年月は新宿も田舎の現実をも変えている。

中上健次がもし今生きていたとすれば、こんな小説は書かないのでは…?
と、思えてきた。

そして中味のハナシも、祖父のお妾さんの緑魔子にストーリーが寄りかかりすぎる。
多分、緑魔子の件(くだり)は全て要らないのではないかとボクは思う。
彼女のカリスマ性は今の客には解らない。
だから、大森南朋の存在が中途半端になっている。

その大森を仇撃ちに行く高良健吾にどうも説得力が生まれない。
全く同情の余地のない馬鹿なチンピラが、たかが祖父の妾の復讐に行くか?
一番好きな女(鈴木杏)を、列車に残してまで…。
例えそれがこの原作のテーマの破滅の道だとしても。

兎に角、後半になってもいつもの廣木調が出ない。
高良健吾がタクシーの中で、鼻水を流しながら泣いても哀切さが伝わらない。
今やこんな映画の定番である憂歌団・木村充輝の「胸が痛い」が流れても、
ちっともボクの胸は痛くならない。
選曲が抜群に巧い廣木節も不調のまま。


同情の欠片もない馬鹿なチンピラの、切ないほどに優しい純愛。
でも、この映画、
残念だけどハズレだな。


何故だろう?
Pはいつもの森重君だし、予算も角川だから少しはあるし。
解らない…。


思い当たるすれば、ただ一つ。
彼の映画は、潤沢な予算がある場合はいつもハズレだった。
数えたら数本浮かぶ…。


次回はもっと身も心もハングリーな廣木映画を期待しよう!

と書いたら廣木チャン、
怒るかな………?




















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2011. 06. 13. (Mon) 10:39  [映画コメント:1  トラックバック:0

コメント














蚊も生け捕りにして助ける博愛主義者より 

なかなか映画を観いくチャンスがないので、これからはこのブログで、楽しませてもらいますね。

イサキが釣れたらよかったですのにね。しかし、かつての連れ合いも釣りバカでいつも自称博愛主義者と言っていましたから、博愛主義に賛成。

学生時代からのままのように、純に、かつガッツのある姿に嬉しかったです。

2011. 06. 26. (Sun) 16:31 風月 [編集]

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