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『冷たい熱帯魚』 

東日本の震災以来、日本に「善人」が溢れている。
日本人ってこんなに良い奴が沢山いたんだ。
中には義援金を装ったフリコメ詐欺をやらかす悪人も少しは居るけれど、
テレビや新聞では日本中が「善人」で溢れかえっている。

長淵剛は自衛隊と肩を抱き合って「乾杯」を被災者の前で合唱し、
アメリカの原子力空母とは「トモダチ」らしい。
こんなに良い人ばっかりの日本と世界の未来は明るい!
と、思ってしまう。
でも、ホントにそうなの?


「ヒポクラシー」という言葉がある。
テレビ各局や新聞・雑誌は「原発は安全でクリーンなエネルギーです」というCMを、ついこの前まで垂れ流していた。
そのことは忘れたのか棚上げしているのか、放射能漏れを起こした東電や災害時の対応が拙いと政府や管直人を非難し続けている。
かっては原発反対だった管直人は政権が近づくにつれ原発容認に変わっていった。
これは変節漢の誹りを受けても仕方ないし、自業自得であるといえる。
しかし、最も責任を取るべきはそんな危険な原発の建設を推進した前の自民党政府や地方自治体、それを後押ししたマスコミだ。
そんな事実を隠してテレビでは震災の被害について、したり顔で喋ったり、これ見よがしに批判している連中の事をボクは「ヒポクレイト」と呼びたい。


そんな中、
見のがしていた『冷たい熱帯魚』を六本木のシネ・マートで観た。

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園子温の「愛のむきだし」に続く、怪作だ。
いきなりのハイ・テンションで始まるこの映画、
吹越満だけがひとり取り残されていると思ったが、イヤイヤ違った。
最後は阿鼻叫喚の地獄絵。
でんでんがこんな芝居が出来るとは思ってもいなかったし、
黒沢あすかの、40才とは思えない色気。
元グラビア・アイドルの神楽坂恵のダイナマイト・おっぱいも堪能できた。
そして、熱帯魚店を細々と営んでいる小市民男の吹越。
最後は生意気な娘を張り倒し、
嫌がる後妻を抑えつけての逆DVには拍手喝采してしまった。
とにかく、出てくる奴らが全て悪人だらけ。
妻夫木聡の『悪人』とは格違いの本物の悪人たち。

まさに「偽悪者」たちの狂乱。
つまり、今巷に溢れているヒポクラシー達と正反対の偽悪。

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ボクには、
この映画のメタファーが現実感を持って感じ取れた。

多分、震災がなければ観なかった映画だ。
それが震災後はボクらとって、
とても身に抓まされる怪作になった。


今夜は早く帰って、
我が家の水槽の熱帯魚に、餌をやろう。
暴れるといけないから……。





「ヒポクラシー」とは日本語では「偽善」、「ヒポクリエイト」とは「偽善者」。

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2011. 04. 19. (Tue) 23:53  [映画コメント:0  トラックバック:0

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