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『クロッシング(크로싱)』 

釣りに行けないので、映画ばかり観ている。

クロッシング①

この映画を観て泣かない男親は、いないだろう。

北朝鮮でサッカーの英雄だったキム・ヨンス(チャ・インピョ)は、炭鉱に勤め貧しいながらも妻と一人息子のジュニ(シン・ミョンチョル)と平和に暮らしていた。
楽しみは、家に帰り息子のジョニとサッカーする事だった。

ところが二人目を身籠った妻が結核に倒れる。
物資の少ない北では、妊婦の結核治療剤は容易には手に入らない。
金正日から貰ったテレビを売り払い急場をしのぐが、妻の容態は一向に良くならない。
考えあぐねたキムは、危険を承知で豆満江を徒渉(クロッシング)し中国へ密出国する。
そこで金を稼ぎ治療薬を買って再び北へ帰るつもりだった。
密航先で懸命に働くキムだったが、中国の公安に見つかってしまう。
金も仕事も失くしたキムは怪しい取引に乗り、ドイツ大使館に亡命させられる。

一方、北に残ったキムの家族は働き手を失くし、キムの残した食料も底をつく。
そして結核の母は栄養失調が重なり、寂しく息を引き取る。
一人息子のジェニは父が脱北者となった事が世間に知れ、反動の息子と家を追われ孤児となる。
行くあてもなく極貧の北朝鮮をひとり彷徨う。

ドイツ大使館経由で脱北者となったキムは、もはや北へは帰れない。
絶望の中でもで何時か家族の待つ北へ帰る日を願いつつ、
韓国のソウルで必死に働く事にしか活路を見いだせない。

孤児となった息子ジュニの辛苦は、心を引き裂かれるシーンが続く。
特に幼馴染で共に孤児となった女の子との、これも哀しい別れは涙を更に誘う。

それでも協力者の手助けもあり父の待つと思われる中国へ、豆満江を徒渉(クロッシング)し脱出を果たす。
中国でも協力者たちの援助のもと、父のキムと電話で話すシーンがある。
その時、ジェニが最初に発した言葉が、
「父さん、ごめんなさい。母さんを守れなくて」
キムは肩を震わせ泣き崩れるしかない。


綱渡りの様な苦境を乗り越え、
やっと中国から砂漠を越えモンゴル国境を目指すジェニ。
それを聞いたキムはモンゴルへ向かう。
誰もが親子の再開を確信する場面だった。
しかしようやく国境を越えようとした時、又しても中国公安にみつかる。
他の仲間は捕らえられるが、ジェニだけはモンゴルとの国境を命かながら越えることが出来る。
だが、広い砂漠でジェニは道を失ってしまう。

キムとジェニがサッカーをする場面が何度も回想シーンで甦る。
何故か二人がサッカーに興じると、空から雨が降って来る。
キムが中国へ旅立つ別れの場面も二人でサッカー代わりの石けりをする。
母を亡くし、孤児になったジェニが一人で寂しさを紛らわす時にも石けりをする。
そんな時、いつも雨が降っている。

ジェニがモンゴルの砂漠で、ひとり息を引き取る時、
星を満たした夜空から何故か水滴が落ちてくる。
………。

そして、ラスト・シーン。
生きて再会出来なかった親子。
モンゴルの平原に息子を埋葬し空港で飛行機に乗りかけた時、キムの背後から小さな声が聞こえる。
「……オムニ(お父さん)」
振り返ったそこには、誰もいない。
でも、それは確かに一人息子のジェニの声…

空港に佇むキムに、
空から雨が降って来る。
雨にずぶぬれになりながら、
慟哭するキム。


クロッシング②

言葉が出なくなるくらい、悲しい。


こんな映画を観ると、
石原慎太郎でなくとも平壌の金正日に原爆の一発でも落としてやりたくなるのが、人情だ。
監督のキム・テギュンは韓国で脱北者たち100人に取材しこの映画の題材とテーマを得たと言っている。
取り上げたエピソードは全て事実に基づいて作られている。
しかも、映画の中では一言も金正日や北の体制を批判したりはしていない。
しかし圧倒的なドラマの力で北朝鮮の惨状と苦境を、二つに分かれた民族の悲劇を訴える。
これ以上ない、プロバガンダ映画の秀作でもある。

でもボクは石原慎太郎を支持しない。
日本が核を持つことは反対だ。
だから、原爆を落としたりしない。

東京都知事選に又しても立った石原は、
「原子力発電所はは絶対安全だ。東京湾に原発を作ってもいいくらいだ」という法螺を何度も過去に吹いた。
当選したら、ディズニーランドの側に原発を建てればいい。

今度の「天罰」発言だってそうだ。
「天罰」は北の人民や日本の国民が受ける筋合いではない。
「我欲」の塊の、金正日と慎太郎が受ければよい。







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2011. 03. 22. (Tue) 23:20  [映画コメント:0  トラックバック:0

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