≪ 2017. 09 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 2017. 11 ≫

プロフィール

総合系釣り師ナベ

Author:総合系釣り師ナベ
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

FC2カウンター

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--. --. --. (--) --:--  [スポンサー広告コメント:-  トラックバック:-

『再生の朝に-ある裁判官の選択』 

ボクは以前勤めていた制作会社でCS放送のドキュメント番組を創っていた時があった。
その番組では何人かの若い社員ディレクターが担当した。
彼らは演出をしカメラを回し自ら編集もこなした。
とても低予算でハードなスケジュールでの番組制作だったけれど、それ故に若い演出家達は伸び伸びと大きく育ったとボクは自負している。
その中の一人に、大塚君と言う青年が居る。
番組が終わった後、彼はその会社を自主退社して単身中国に渡り北京電影学院に留学した。
言葉の壁の中、懸命に北京で映画の仕事を学んだと聞いていた。

その彼が、『再生の朝に-ある裁判官の選択』という中国映画の撮影監督をした映画が今公開されている。

再生の朝に

東京では、銀座のシネパトスと渋谷のシアター・イメージフォーラムで懸っている。

繧、繝。繝シ繧ク繝サ繝輔か繝シ繝ゥ繝?_convert_20110308210151[1]


今日、イメージフォーラムでその映画を観た。
中国の或る地方都市で裁判官の夫婦の再生の話だ。

賄賂が横行する中国の裁判所で、夫の彼は実直に裁判官の仕事をこなしていた。
そして、実直故に彼らを恨む何者かが運転する盗難車によって娘を殺される。
失意の暮らしをしている夫は、皮肉にも車を盗んだ罪の若者の裁判を担当することになる。
1990年代の中国の法律では車の窃盗犯は死刑だった。
しかし、新しい法律が施行されれば死刑ではなくなる。
そんな時代の境目の悲劇だ。

賄賂や温情に偏らない一途な裁判官の夫婦は、娘を失った悲しみを癒す為に子犬を飼っていた。
しかし、許可なく犬を飼う事は犯罪だった。
それを密告され犬までも夫婦は奪われてしまう。
夫婦の仲は冷え切る…。

一方、腎臓を患う裕福な夫を持つ夫婦が居る。
妻は腎臓移植に夫の快復をかける。
顧問弁護士が見つけ出したのが、車の窃盗容疑で死刑判決を受けた青年の腎臓だった。


中国で実際にあった事件を題材にして、
良く練られた設定と脚本による、力作だ。

本物の刑務所を使ったロケや、自然光だけの撮影は全てがリアルで胸に迫る。
裁判官夫婦の食卓を写す定点カメラはこの作品を際立たせるショットだ。
監督のリウ・ジエは撮影監督出身の俊英。
その彼に大塚君はキャメラを任された。
監督から彼は「綺麗に撮らなくていいから」とアドバイスされたそうだ。
実に的を得たアドバイスだった。


次は大塚君自身も中国で監督を目指すらしい。
これからも大きく羽ばたいて欲しい。


今夜の酒は実に、
旨い…。


スポンサーサイト
2011. 03. 08. (Tue) 22:28  [映画コメント:1  トラックバック:0

コメント














総合系釣り師ナベさんへ 

こんばんわ。

とても素晴らしいニオイがプンプンする映画ですね♪
大阪でもやるのかなぁ?

もし公開されれば是非観に行きたいです!
2011. 03. 10. (Thu) 22:37 wunder11.6 [編集]

トラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。