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『スプリング・フィーバー』 

スプリング・フィーバー

水面にたゆたう蓮の華のような寄る辺ない男と男と女の映画とでも言うのだろう。

中国語タイトルが“春風沈醉的晩上”だから、日本人なら意味はわかる。
春の宵、欲望と悲しみに彷徨う男たちと女の心と身体…。

『ブエノスアイレス』(ウォン・カーワイ)、『ブロークバック・マウンテン』(アン・リー)と華人系の監督に同性愛を扱った秀作が多い。
このロウ・イエの新作もやはり、そのひとつに入るのだろう。
日本では後に監督自身がカミング・アウトした、『二十歳の微熱』という秀作がある。

前作の『天安門、恋人たち』で中国当局から映画製作を禁じられている彼が、家庭用のデジタルビデオで撮影した。

男が男を好きになる気持ちに理解が無く、同性のセックスに興味のないボクでも、
愛する人を失った時の寂寥感と無力感はわかる。
ことさら、移ろいやすい愛に絶望し旅に出た三人の男女の表情が儚く、美しい。

携帯電話が使われているから、現代の話だと思うけれど、
日本の60年代を思い出させる南京の街。
風俗も、役者の衣裳も音楽、煙草の吸い方までもがそう見える。
若き日の長門裕之や川津祐介、桑野みゆきたちがそのまま演じたとしても区別がつかない。
近代的な上海や北京に比べると南京ってホントにそうなのか?
それがロウ・イエの狙いなのかも、わからない。
中国は不思議な国だ。

振り返ると、
かの国から日本人は沢山の事を学んだ。
これからも学ぶ事は多くあるのだろうか…?
少なくともこのロウ・イエから何を学ぶか、
暫し考えてみたい。


“こんなやるせなく春風に酔うような夜は 私はいつも明け方まで方々を歩き回るのだった”
 郁達夫(ユイ・ダーフ)「春風沈醉の夜」より

ボクにもかっては、そんな夜も存在した。 




映画の中では劇中曲が効果的に使われている。

ラスト近く、三人が一つの曲をカラオケで歌う。
中国の歌でボク等に馴染みは無いけれど、秀逸な場面だ。
多分、日本映画の影響だろう…。

そして、
劇場のインターバルのBGMにもこんな曲がかかっていた。
シネマライズも、映画に合わせてちゃんと選曲している。
 
蘇州夜曲

♪君がみ胸に 抱かれて聞くは

 夢の船唄 鳥の歌

 水の蘇州の 花散る春を

 惜しむか柳が すすり泣く

 髪に飾ろうか 口づけしよか

 君が手折りし 桃の花

 涙ぐむような 朧の月に

 鐘が鳴ります 寒山寺

  西条八十 作詞
  服部良一 作曲


繧キ繝阪・繝ゥ繧、繧コ_convert_20101208160131[1]


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2010. 12. 08. (Wed) 10:48  [映画コメント:0  トラックバック:0

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