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『冬の小鳥』 

冬の小鳥③

ウイニー・ルコントという女性監督が自らの体験を脚本に撮った。
製作が『ペパーミント・キャンディ』や『オアシス』の監督であるイ・チャンドン。
韓国とフランスの合作で、幼い頃フランス人牧師の養女となった監督のルコントは母国語の韓国語を失くしている。

冒頭シーン、父親の自転車の後部座席に座り幸せそうな少女の笑顔。
父親と買い物をしたり、焼肉を食べて歌ったりと幸せそうな映像が続く…。
しかし、直ぐにそれは不幸の始まりだと観客は気付く。
新しい靴とコートを着た少女が連れてこられたのは、孤児院。
ソル・ギョング演じる父親が再婚して、邪魔になった少女が捨てに来られたのだ。
最初はまだ父親が迎えに来ると信じていた少女だったけど…。
来ない事に少女にだんだんと気付いてくるところ辺りから、不覚にも涙が出て来てしまった。
それ以後、少女は決して笑わない。
切なくて、悲しいストーリーが続く…。

この映画は韓国でも評判になり、監督のルコントの生みの親だという女性が現れたりした。
しかし、彼女を捨てた父親は依然、音信不通らしい。
彼女からも父親を探したりはしていない。

物語のラスト。
彼女にもようやくフォスター・ペアレントが見つかり、
養父母が待つ外国へ旅立つ少女。
その時、甦る
自転車の父親の背中の温もり。
じっと我慢しながら飛行機のシートに凭れる少女を観ていると、
それこそ涙か止まらなくなって困ってしまった。

ボクも随分涙脆くなってしまった。
それとも、ルコントが上手いのか…。
それ以外、今はあまり書くべき事柄が浮かばない。


(ここから、翌日追記)

昔、『シベールの日曜日』(監督セルジュ・ブールギニョン)というフランス映画があった。

シベールの日曜日

これも父親に捨てられ施設に入った少女と、戦場で墜落し記憶喪失になったパイロットの儚い恋の話だ。
他の子供が家族に会うために出かける日曜日。
会う人のない孤独な少女は、悲しい過去を持つ青年と近くの森で会うのが日課だった。

小さな湖に小石を投げいれると、
二人が写る湖面に小石の波紋が広がってゆく。
まるで二人の世界が広がってゆくように、見えた。
しかし、それは長くは続かなかった…。
青年は疑われて射殺される。
また一人になった少女は、湖にやってきて小石を投げ入れる。
しかし湖面は凍っていて、
小石か氷に跳ね返る「カラーン、コローン」という悲しい音だけが響き渡る…。
珠玉の名作だった。


その映画ほどの社会性とセンチメンタルさはないけれど、
捨てられた父を憎むことなく、明日に向かって歩き出す少女の哀切さは深く胸を打つ。
久しぶりに「岩波ホール」で観た映画だった。

冬の小鳥①

冬の小鳥②

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2010. 10. 20. (Wed) 22:00  [映画コメント:0  トラックバック:0

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