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『ペゴロスの母に会いに行く』 

ペゴロス

85歳の森崎東監督の職人芸に感服する。

団塊世代のバツイチのユーイチ(岩松了)は、故郷の長崎でボケ始めた母親のみつえ(赤木春恵)と息子の三人で暮らしている。
みつえのボケは段々進行してゆきユーイチの事も時々分らなくなるが、ユーイチの禿頭(ペゴロスという玉ねぎ)を見ると自分の息子だと思い出す。
悪い脚を引きずりながら出かける姿を孫に見つかり家へ戻される。
10年以上前に死んだ爺ちゃん(加瀬亮)の晩酌の酒を買いに行くのだという。
凡てのエピソードが可笑しく、愛おしい。

映画のキャッチに「介護喜劇」とある。
松竹人情喜劇の復活だ。

赤木春恵・岩松了の怪演にほっこりしながらも、
後半は涙が止まらなくなる。

ペゴロス②

とうとう、母のみつえを介護施設に入所させるが同時に会社も首になってしまう。
そこで現れる同じ認知症の母を入所させた竹中直人のあざとい演技に飽き飽きさせられるが、
みつえの若い頃の話が実に効果的に挿入されてくる。

子沢山の家の長女だったみつえ。
少女時代、幼くしなくして病死した妹。
楼閣で働く別の妹(原田知世)との手紙のやり取りと、その死。
亡くなった爺ちゃんとの新婚時代の苦労話。
その時代を久しぶりの、原田貴和子が演じている。

みつえに云わせると、ボケてからの方が楽しという。
死んだ夫や妹たちとも時々会えるし、
苦労した昔は忘れても、楽しかった思い出はつい昨日のように蘇るからだ。

ペゴロス③

ラスト。
長崎のめがね橋の上で、
亡くなった爺ちゃんや妹たちに囲まれて夜景を眺めているシーンは、
まさに幻想的で美しく、
そして哀しく。
スクリーンが涙で滲んでしまった。


こんな老後を送れたらきっと楽しいに違いない………。
と、思わせてくれる。

原作は岡野雄一のエッセイマンガ。




「ぴあ」の満足度ランクのトップになったこの映画だけど、
それにしても客の入りが悪い。

宣伝不足というか、こんな映画はメディアがもっと取り上げるべきだと思うが一向に映画メディアの広がりはない。

何せ「秘密保護法」のようなとんでもない悪法に、
殆ど反対の旗を振らない日本のメディアはもうとっくに死んでいるのかも………!!!





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2013. 11. 24. (Sun) 15:48  [映画コメント:0  トラックバック:0
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