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『奇跡』 

是枝裕和の監督・脚本・編集の『奇跡』を、新宿バルトで観た。

奇跡②

新宿御苑側の入り口前でかき氷屋が出ていた。
「氷レモン」を買ったけど当然この劇場で持ちこみは出来ないので、となりのビルの日陰で食べた。

何も「奇跡」など起きないけれど、タイトルは『奇跡』。
冗長すぎるという批判もあるこの映画こそ、
かき氷でもかじりながらのんびり観たい映画だった。

両親(オダギリ・ジョー、大塚寧々)の離婚が原因で、福岡と鹿児島に離れて暮らす仲の良い兄弟(まえだまえだ)。
九州新幹線が開通するその日、上りと下りの「さくら」の一番列車が交差するその一瞬、“奇跡”が起こる。
現に近くの踏切で電車が交差した時、向うに居た筈のおばさんが突然消えた、と本気で思った。
それで、「スタンド・バイ・ミー」を決意する子供達。

アメリカのその映画と違う点は、こちらの方は大人が出てきて彼らがとても普通で、優しくて、心地よい。
橋爪功と樹木希林の鹿児島の爺ちゃん、お婆ちゃん。
近所の隠居の原田芳雄や田山涼成。怖い先生の阿部寛と優しい女先生の長澤まさみ。
女優志願だったスナックのママの母の夏川結衣、などなど…。
そして高橋長英とりりぃの老夫婦がとても良い。
特にりりぃはエンドタイトルで名前が出て初めて気付いた。
好いお婆さんになったものだ…。

そして何といっても一番は、この二人。

①奇跡

近頃良くテレビに出る、こまっしゃくれた子役達に比べると格段に生き生きしていて、普通。
是枝監督のデビュー作(『誰も知らない』)も子役の演技が光ったけれど、彼には「子役使い」の独特の才能があるみたい。


でも、気になるところも少しある。

役者達の方言がバラバラで、誰がどんな素性なのか良く解らない。
まえだまえだの関西弁は仕方ないとしても、最低限の両親の素性が解らない。
大塚寧々などは時々「あのさー」なんて喋る。
これは、どう考えても関東弁だ。
映画作りの基本は細かいところをキチンと作る。
それが生命だと思う。
是枝監督は今までそうやっていたと思っていた。
その、登場人物の細やかな素性が醸し出す人間模様がこの手の映画の生命線のはずだ、とボクは思っている。

前々作か、もっと前か『歩いても、歩いても』なんかには、そんな人間模様が詰まっていた。
帰省した阿部寛が風呂場を覗くと、親父(原田芳雄)用の手すりが新しく作られていた。
偏屈で煩い親父も、だんだん歳をとる。
たいした事ではないが、少し身に迫る思いがする。

そんな演出が上手い監督だと認識していた。

そんな細やかな配慮が、
この映画には少し欠けていた様な気がした。


映画館を出て新宿南口に向かったら、可愛いお姉さんがヴァイオリンを弾いていた。

繝舌う繧ェ繝ェ繝ウ_convert_20110630111655[1]

新宿は人も街もどんどん変わる。

映画館もどんどん変わる。
でもボクはこんな暑い日は、
やっぱり劇場持ちこみで、かき氷を食べたいナ。




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2011. 06. 30. (Thu) 11:29  [映画コメント:1  トラックバック:0
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